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ドイツでの生活をまたーりと綴ります
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先月ミニバラの鉢植えが安かったので買ってみた。5cmぐらいのプラスチックの鉢にミニバラが3株。7分咲きのものとつぼみが2つというのを選んでみた。ぎゅうぎゅうでかわいそうだなといつも思う。ミニバラを育てるのは初めてじゃない。おじさんのレストランでは小さな鉢植えが各テーブルに飾ってあって、花が終わるとそのまま捨ててしまう。花の終わったミニバラはまだ葉っぱが青々していて、そのうちまた花が咲くんじゃないかな、と思って何度かもらってた。ちょうど花も終わっているので、この時に大きめの素焼きの鉢に植え替える。日当たりのいいところにおいて水をやっていると、蕾をもつ。去年里帰りをする前につぼみが膨らんでたんだけど、花が開くところが見られなかった。もらった時には花が終わっていて色が分からなかったんだけど、つぼみの隙間から濃いピンク色を確認できたからいいや。花が終わると、どこからともなく小さなクモらしき虫がわらわらとわいてきて、あっという間に葉っぱを食い散らかしてしまう。ほんとどこから来るんだろう・・・・。

ドイツでも季節ごとにいろいろな花が売られている。菊もよく見かけるけど、ドイツで見てもなんとなく辛気臭い、たとえ小さな野菊のかわいらしいものでも。鉢植えは小さなプラスチックの鉢だけど、日本で売られているようなふにゃふにゃじゃない丈夫なプラ鉢。大き目の鉢に植え替えたり、地植えにしたり。または陶器の鉢カバーにすっぽり入れて部屋に飾ったり。おじさんところはこの鉢カバーに入れてテーブルを飾っている。一時的に飾るのならこれが簡単でいいのだろうけど、根が張ってまだ生きてるのに捨てるのはちょっと忍びないような気がする。バジルの鉢植えをスーパーで買った時、素焼きの鉢をあちこちで探したんだけど見当たらなかった。園芸専門店みたいなところも見てみたけど、底に穴がなかったり、あってもサイズがでかかったり。意外と素焼きの鉢は人気がないのか。プラ鉢だと日当たりのいいとこに置くと熱がこもってあんまりいくない気がするし水はけも悪そう。結局妥協して適当なのをその時は購入した。最近例のショッピングセンターの花屋で手ごろでいい感じの鉢を見つけたので、ミニバラを植え替えた。つぼみを持ってたんだけど植え替えちゃった。暖かい日が続いてることもあって、順調に育ってる。つぼみの隙間からほんのりピンク色が見えている。。今回は花の色が予め分かっているので前回ほどのワクワク感はないけど、虫が湧かなければいいな。植物にはいい季節なので、花が終わってからの手入れなんかもいろいろ調べて長く楽しめればないいな。

rose.jpg

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ここ数日暖かい。今日なんて17℃ぐらいまで上がったらしい。2月下旬にはちらほらとクロッカスがその辺で咲き始め、スーパーにはスイセンの切花が並んでた。今はリンゴ・洋ナシの花が咲き始めてる。今年は春の訪れが早い。ということでちょっと遠めのショッピングセンターに行ってきた。最初の頃はバスで行ったりしていたんだけど、「あれぐらいは自転車で行けるわよ」とおばさんに言われたので最近は自転車で。果てしない道のりだと思っていたけど、道を選べばそれほどでもない。

DSC00123.JPG

来週末はイースターなのでショッピングセンターの広場にはイースターのディスプレーが飾ってあった。ウサギとでかいタマゴ。クリスマスほどハデではないけど、それなりに盛り上がってたりする。ここのショッピングセンターに入っているスーパーには他では買えないものが売っていたりする。今回はスーパーでの買い物がメインじゃないんだけど、なんとなく見て回ってしまう。お肉売り場に行くとでろんとした牛の舌のパック詰め、豚の小腸・大腸(小突起があったから小腸も入ってたと思う、多分)、豚足・豚耳。いつみてもグロイと思いつつ、今日は初めて砂肝を発見した。隣には七面鳥のも置いてあった。七面鳥のはでかめなので、慣れてるニワトリのを選ぶ。久しぶりにレバーでも焼くかと思って見てみると、牛レバーが。牛レーバーは食べたことないし、以前タンのことを義母に聞いたときに「豚タンよりは牛タンの方が美味しい」というので、牛レバー。砂肝はダンナは絶対食べないと思うけど、どんな風に料理するのか聞いてみたところ、「知らない」と自分が食べないものにはあんまり興味を示さない。ドイツでも豚の小腸を食べるという。腎臓と一緒に細かく切って、さいの目に切ったジャガイモと煮込んでスープみたいにして食べるらしい。日本のモツ煮とちょっと似てものすごく臭みがある。義母は大好きらしいけど他の家族には不評らしい。なんでも瓶詰め・缶詰で売っているので、食べたくなったら一人でそれを食べるらしい。なので、砂肝は醤油、ポン酒、しょうがとタカの爪で佃煮風に煮て酒の肴にする。

牛レバーはでかい。なんか輪切りのような状態。焼き方は塩コショウをしたら小麦粉をふってフライパンで焼く。付け合せはユル目のマッシュポテト。味は・・・・豚の方が美味しい。ダンナも「豚の方が美味しいもんだよ」とすでに知っていたもよう。次からは豚にするよ・・・・。ドイツでは季節を問わずレバーを食べる。最近おじさんのところでもレバーステーキにちょっとした工夫を加えている。カリカリベーコン、トマトのスライス、チーズを載せて焼くという。ベーコンの肉汁とトマトのさっぱりした酸味が加わって美味しかったりする。ダンナはトマトが嫌いなのでうちはベーコンとチーズ止まりだな・・・・。

今月は毎週末おじさんところのバイトに入ってた。お誕生会、銀婚式などがあった。病み上がりではあったけど、とりあえず全部こなすことができた。毎回3時のお茶から始まってお夕飯・飲みとエンドレス状態。招待客が帰りたくなったらお開きという感じ。ケーキはすべて主催者側・誕生会の主役が用意する。ケーキ屋で調達しているけど、2、3種類は自分で焼いたものも振舞う。招待された人はプレゼントや花束をもってお祝いに駆けつける。「用意するのが大変そうだから・・・・」とケーキを持ち寄ることは絶対無い。それは失礼なことに当たるらしい。この日は主催者の大盤振る舞い。ケーキは本当にたくさんの種類が用意される。今の季節・・・・今年はイチゴが早く出回っているのでイチゴのトルテがお目見えする。一番よく見かけるのは、トルテ型のスポンジ台にとろっとしたプリンを流してイチゴを載せ、その上にゼリーをかけて固める、といもの。火を使わず、すべて市販のものでできるからかな。ドイツではお誕生日を迎える前に「おめでとう」とは言ってはいけない、言うもんじゃいないらしい。ダンナに聞いてみたけど、具体的な理由は彼自身も分からなくて、「そういうもんなんだ」というだけ。一説には不幸がくるとか縁起がよくないとか。

お茶から始まるパーティーの時は16時にバイトに入る。この頃にはぼちぼち洗い物が出てくる。食器洗いの佳境が過ぎると、ケーキが下げられてくる。ケルナー(お給仕する人)たちが厨房にわらわらやって来てケーキをつまむ。おばさんもケーキをまとめながらつまむ。「ケーキ持って帰っていいよ」と言ってくれる。つうか、「おばさんのじゃないのにそんなこと許可していいんですか」といつも思うんだけど、これは慣例のようなものらしい。いとこの奥さんマニューはいつもケルナーを担当してんるんだけど、ケーキを下げるついでに適当なお皿を用意して「お持ち帰り分」を吟味してる。とりあえず「お祝いだからご相伴に預かりましょう」と解釈して私もいただいていく。招待客も帰る時にお持ち帰りをしたりする。

パーティがお開きになる頃、出された料理が下げられてくる。余った料理は主催者が持って帰ったりする。お持ち帰りように簡易パックに詰めたりするんだけど、またまたケルナーたちが集まってつまみ始める。誰も「お持ち帰りようだからつまんじゃダメ」とたしなめる人もいない。時々おばさんが「これ美味しいから食べてみなよ」とすすめてくれたりする。魚の燻製はわりと高価なのでここでお試しにつまんだりする。Kieler Sprotteというニシンの燻製がドイツで見かける数少ない尾頭付き。缶詰のオイルサディーンよりちょい大きめ。これを頭からかじっていたら「頭は食べないのよ」と言われた。「日本人だから食べる」と言ったら笑われた。ダンナに話したら「『豚のようになんでも食べる』って言われなかった?」とまた笑われた。ここでは変わった味覚をしていると思われている。ポテトフライにマスタードをつけて食べていたら、「え゙ーっ」と言われた。「塩茹でジャガイモにはマスタードを付けて食べるけどポテトフライには・・・・」という意見が。魚の頭で悪食に認定されたかも。

もうすっかり日が長くなり今日からサマータイムも始まって、パーティーにはいい季節。おじさんところは忙しくなりそうだ。

*まゆみちゃん*
生存が確認できてよかったよ。ダンナもすっかりよくなったよ、ありがとね。
私も歯医者に行かなければならないようだよ。お医者通いは嫌だね。
オーストラリアもイースターがあるんでしょ?卵・ひよこ・うさぎだらけなのかな?
羊がたくさんいるから、羊も加わるのかな?

あと1週間ぐらいで4月かぁ・・・・。3月は体調が悪かった・・・・どこもかしこも春なのに。ここ数日風邪もようやくよくなってきた。今年はひどい風邪を引いた。それも突然。食事の後にダンナとチームを組んでネトゲに勤しんでいたら、おなかが痛くなってトイレにかけこむ。その時それで終わったんだけど、明け方ごろ、喉の痛みと悪寒で目が覚める。喉の痛みは乾燥してるから、悪寒は寒さがぶり返してるから、とまた寝なおす。朝起きてみたら風邪だった。「たいしたことないだろう」と思ってたけど、いつまでも頭痛がとれない。横になってもよくならないので熱を測ったら37度超え。「熱があるよ」とダンナに訴えると、「そんなのは熱のうちに入らない。風邪なら薬ちゃんと飲んで」と差し出された薬を厭だけど飲む。ここでは38度超えじゃないと熱としてみてくれない。37度は平熱らしい。だるいのでソファーで横になってまたーりとする。ダンナはネトゲでアツクなっている。ヒマなのでまた熱を測ると38度超え。「ほんとに熱があるよ。こんなの久しぶりだよ」とダンナにまた訴える。
「・・・・明日の朝また熱があったらお医者に行ったほうがいいね」
お医者はヤダなぁ・・・・と思って30分毎に熱を測ってみると(ヒマだからね)、下がる気配なし。喉の痛みもひどくなってきたので、うがいをしてそうそうに寝ることに。結局、翌日も熱は下がらなかったので、お医者に行くことに。

小さな個人経営の医院で、優しい女医さん。うちのアパートの斜向かいにある。受付は朝8:00-10:00。診察は朝の8:00-12:00。曜日によって診察時間が午前のみとか、午前・午後とある。ちなみに午後は15:00-18:00。午後に診察かばんをもった先生と看護婦さんを見たことがあるので、診察のない日の午後は往診に当ててるのかもしれない。

医院の周りは路駐の車でいっぱい。村は路駐天国だったりする。ダンナのいとこも自分が仕事で使っているトラックを自分の家の近くに停めている。トラック、キャンピングカーの路駐は違法らしいけど。朝の8時半ごろのろのろと出かける。路駐の多さで見当ついたけど、けっこう人がいた。受付にも人が並んでる。立ってるのがつらかったけど辛抱強く待つ。受付が済んでやっと座ることができたけど、待ってる人を見てて「自分の順番いつくるんだろう」と気が遠くなる。何度か「一旦家帰ってもいい?」と言おうとしたけど、がんばって待つ。10時近くになって受付の人と看護婦さんが交互にある部屋に出入りし始める。10時になると先生も急いでその部屋に入っていった。コーヒーの香りもしてきて、どうやら朝食の時間らしい・・・・。家に帰ってればよかったよ・・・・だから受付が10時までなんだろうか?つうか、今日は午後診察ないし、ご飯なんて家帰って食べればいいじゃん、とくらくらする頭で思っていたら、朝食タイムは15分くらいだった。それからまもなく診察を受けることができた。先生は身振りとゆっくりな口調で問診してくれる。今この手の風邪が流行ってるらしい。「ペニシリンを出しておきましょう。あと、喉の腫れがひどいから」とわざわざのど飴の薬も出してくれた。これは処方箋無くても買えるんだけど。

ドイツでは抗生物質は処方箋がないと薬局で買うことができない。日本はちょっとずづ緩くなっているけど。今回は2種類の薬を出してもらったけど、「ペニシリンは一箱全部の見切ってね。もう一つの方はよくなったら飲む必要ないから」とわりと適当。処方箋が必要な薬でも市販薬と同じように箱に入って売られている。たいてい20-30錠入り。飲みきらずにたいてい薬箱に眠っていたりする。時々ダンナが風邪を引いた時に両親からもらったりする。うちはあまりお医者にかからないからストックがないの。

ドイツの薬局は便利なシステムがある。うちのような村には薬局(Apothekeという)はあまりない。体調悪いのにわざわざ薬と買いに町に行かなければならない状況になりがち。お年寄りには不便だったりする。でもたいていの村の小さな医院にはApotheke専用のポストがある。そこに処方箋を入れると、午前中だったら、午後、遅くとも夕方には薬局の人が薬を家に届けてくれる。配達手数料は払う必要がない(確かそうだと思う)。Apothekeは横のつながりもあるのか、店頭に薬がない場合は「1時間くらいで届くけど」と迅速に薬を調達してくれる。うーんだてに高い税金を徴収してるわけではないのか・・・・。

ダンナも私から風邪をもらって、しばらく感染しっこしてたのも長引いた原因。ほんと、人に感染すと体調よくなるよね。ということで、またぼちぼち書き始めます。

先週だったかな?ハンブルクにある中国レストランで6人が惨殺されたという事件があったのは。一時期は中国マフィアによる上納金、いわゆる用心棒代がらみの事件では?中国マフィアがドイツで幅を利かせるのもそう遠くはない?というようなことを言われていたけど。ベトナム人が犯人という話も聞いている。ドイツでは以前はイタリアマフィアが幅を利かせていたけど、最近はロシアンマフィアが活発だという。旧東ドイツのザクセン州では昔から大勢のベトナム人が住んでいる。「まぁ、思想的に通じ合うところがあるからねぇ」とスイスの友人が意地悪っぽく教えてくれた。ライプチヒではベトナム人と中国人の確執があったという。ライプチヒのはずれの方にはベトナム人が多く住む居住区がある。ダンナが自営でやっていた配達業時代、時々仕事を請け負う事務所への通り道は夜のデンジャラスゾーンで、「あそこは戦場のようだったよ。放火やら暴力沙汰で警察も毎日張っていたよ」、とダンナが言ってた。今はそういうことは起こらなくなったらしいけど、上手に住み分けているのかもしれない。この辺でベトナム人はたいてい衣料品・八百屋を営んでいて中国人はレストラン関係。「中国レストランの多くはマフィアが絡んでるんだよ」とまたまたダンナ。若かりし頃電気工事関係の仕事に就いていた時に中国レストランの工事を請け負ったことがある。オーナーは流暢なドイツ語であれこれ工事の指示をして、「あ、ここの天井に電灯つけて」と現ナマをポンと出したりと気前がいい。気さくな人らしく、いろんなことをペラペラとしゃべってくれたりもするという。「今あちこちにレストラン建ててるんだよ」と、悪さして稼いだお金をレストラン経営で洗浄しているようなことまであっけらかんと話してくれたという。工事中のレストラン内にはここで寝泊りしている中国人が数名いて、1日中レストラン内で過ごしているという。「外には出られない人たちだったんだよ」とダンナ。数年後、この中国人のレストランはすべて店じまいしいる。ダンナの話に出てきたレストランはこの近くにあって、今ではイタ飯だかスペインだかのレストランになっていたと思う。

ベトナム人も昔から住んでいただけあって、得意分野があるという。
「連中はよくタバコの密売をしていたよ。この辺に物売りに来るベトナム人がいてね。注文も受け付けていたよ。でもそんな彼も『子供が大きくなってね。もうそろそろタバコの密売はやめるんだ。安心してドイツに住みたいしね』といって足を洗ったけどね」
なんでこうもみんなペラペラとしゃべるんだろうね。ちなみにこのタバコは普通のタバコで、特別身体に悪いということではなく(なんとなくそんなイメージがあったんだけど。安いだけあって)、チェコやポーランドから大量に安く買い付けて市場価格よりも安く売るというだけらしい。タバコ自体は高くなくて、税金が高いだけという。

3年前に東南アジア系の人たちによる集団万引きがこの辺のでかいスーパーで頻発していた。なんでも麻薬中毒にしてあちこちで万引きさせていた中国人グループがバックにいたらしい。盗んでも高が知れてる量だし(なんか、歯ブラシとかシャンプーとかそんなこまごましたものらしい)どこまで本当なのかは分からないけど・・・・。どこの国にいっても中国人は強いなと感心してしまう。中国人の留学生の話しを聞くと、逞しくなければ生きていけないというのが分かる。昔の職場にいた中国の人はお金はないけど、まず電話を引いたという。いつでも連絡が取れるように。この人も親戚から借金をして日本に留学したらしいけど、在学中も借金を少しずつ返していたのかな?研究室で助手みたいなことをやりながらドクター取ったのかな。目的はどうであれ、外国にいる中国人は同じ事情を背負っている人が多いんだろうな。

土曜日は朝からバイトにはいってた。ペンションの掃除が終わって、厨房で付け合せの野菜の準備をする。この日は朝から雪がちらついていて食事に来るお客さんは少なそう。ということで、12時半に一旦家に帰ることに。夕方からまたバイトというとなんとなく落ち着かないというか、とりあえず、洗濯やら片づけをのんびりしながら過ごすしかないよなぁ。

この日はもう一人臨時の人が入るという。彼女は昔からの知り合いで時々手伝いに来てくれる人。去年私が里帰りした時に私の代わりに入ってもくれた。そういや、先週はメキシカンな仮想をしてカーニバルを楽しんでいた。私は長くここでバイトに入っているわりにはどの料理にはこの大きさの皿というのが飲み込めてないので、厨房はちょっと混乱気味だった。用意した野菜も底をつき、作っておいたサラダを切り崩して、野菜の盛り付けもかなりテキトーになってきた。この日は寒かったこともあり、スープ類がよく出た。この時期のスープはゾルヤンカ、チリ・コンカといった具だくさんのスープがメニューに加わる。ゾルヤンカはポーランド?ロシア?のスープで、肉、たまねぎ、ズッキーニ、色とりどりのピーマンなどが入っているピリカラのスープ。スープの上にスライスしたレモンと生クリームを載せて食べる。辛目のスープに生クリームとはなんか想像できないけど、大人気。チリ・コンカはメキシコのスープ?チリビーンズに挽肉、ピーマン、トウモロコシ、たまねぎ、トマトなどの野菜が入った辛いスープ。これだけでおなか一杯になりそうな感じ。唐辛子ってドイツの料理にはあまり使われない素材なので、珍しいのかも。

11時過ぎぐらいに仕事帰りのマキータが来た。カーニバルをちょっと覗きに来たのかな?日曜日も10時からペンションの掃除が入っているので、私は12時に上がることに。帰る時にいとこのウバが「今日は自転車置いていった方がいいよ。道路はかちっかちに凍結してるし」という。夜はさらに冷え込んで、ちょっと吹雪いてもいた。「歩いてかえるの大変だろうし、遅いから送っていくよ」とうい声はなかった。たいした距離じゃないし、村だから。最初の頃は車で送ってくれたなぁ、とふり返りながらアパートを目指す。「だんなに迎えに来てもらう」というのもいつの間にかしなくなったな。たいして長く働いたわけじゃないけど、ぐったりしてしまう。明日は10時かぁ、とちょっとうんざり。ペトラは毎週やってるんだなぁ、とちょっと尊敬。

雪の降った次の日は晴れの日が多いという。日曜日はすっかり晴れて、なんとなく空気も新鮮な感じ。ということで、バイトに入ると、おばさんが「おはよう。昨日は転ばなかった?」、「うん。大丈夫だったよ」というと、「姉さんが自転車で転んで骨折したのよ」という。昨日の夜元気な姿を見ていたのでちょっとショック。彼女は自転車で帰ったのか?と思っていたら、今朝新聞を買いに自転車で出かけたら滑って転んだという。ちょうどおじさんとこの前だったらしく、通りがかった人が救急車を呼ぶように駆け込んできたらしい。ちょうど娘が昨日のカーニバルに来ていて、マキータのところに泊まっていたのが幸いだった。おばさんは来る知り合いにその話をしまくり、義母が散歩の立ち話で「今聞いてきたけど・・・・」って、お昼ご飯を食べている時(3時くらい)にやってきた。かなり広まっているようだ。この日の夜は予約がたくさん入っていたので、また入ることに。夜の8時ごろ手術が成功したと電話があった。ただの骨折ではなく、かなり重傷だったらしい。雪の日の自転車乗りは危険行為だとあらためて思い、また、雪国の郵便屋さんはバイクで配達しているのだろうかとふと思った。因みにドイツは車(村を渡り歩く場合だと思う)か街中はカートを引っぱって配達している。

今日からペトラが2週間の休暇に入る。先週のカーニバルのバイトの時に「来週の金曜日来れる?」とおばさんから言われた。「なんだよこんな中途半端な時期に休暇だなんて・・・・」と思ったら、今日あたりからザクセン州は冬休みに入るらしい。そうかそうかと、納得。夏の時は8月の前半あたりに取ってたなぁ・・・・。冬休みはどうしてもカーニバルとぶつかってしまうけど、ペトラなしで厨房をこなすのは大変そうだ、というか、そのための要員として私が入るのか・・・。ちょっとぐったりしそう。

昨日おばさんから、「明日の10時半からね」という電話をもらう。ペトラが午前中やっているペンションの掃除から入るらしい。この仕事は去年のペトラの夏休みの時に振られていたので、ちょっとだけ慣れている。夏場のベットメイキングはかなりつらかった。慣れてなかったせいもあって汗だく。6部屋、そのうちシングルが3部屋、ダブルが3部屋、で4時間近くかかった。早く始まってもいいんだけど、荷物整理している宿泊客と混じって掃除するのはちょっと気が引ける。今はオフシーズンなので、10時くらいから掃除を始めることができる。

おじさんの所には1年以上の長期滞在者がいる。一人はドレスデンに住んでいて、もう一人はオランダ人。いわゆる単身赴任みたいな人たち。ヨーロッパでもそういう働き方をしている人がいることにちょっと驚いた。「アパート借りた方がいいんじゃないの?ちょっと高上がりじゃない?」とペトラに聞くと、「電気代、アパート代、水道代その他もろもろ考えると、ペンションに寝泊りした方が安い」らしい。「長期滞在者には割引もあるしね」とも。長期滞在者は自分たちの荷物、スーツとか洗面道具なんかはそのままここに置いて、週末に家族の元に帰る。シーズンじゃない時は彼らの荷物はそのまま部屋に置いといて、混んでる時は荷物を母屋で預かって、また戻しておく。平日はそういう泊り客の部屋を掃除するぐらいなのでわりと楽チン。週末は寝具を新しくしなくちゃならないのでちょっとめんどう。ペトラが夏休み+宿泊客たくさん+土曜日+昼の予約がたくさん、というパターンはマキータを投入。マキータは「このまま無職でいるなら、もっと安いアパートに引っ越してください。市では面倒見切れません」と言われて渋々就職したおばさんの実姉。彼女の仕事は午後からなので、午前中なら助けてくれる。ホテルで働いていたこともあるので、ベットメイキングをちゃっちゃとこなしてくれる。

ということで今日から2週間ちょっとしたバイト生活。いつもダラダラと家事をして過ごしていたのでちょっとした刺激になって、生活が改善されるかも・・・・。

pension.jpg
おじさんとこのペンション。仕上げに枕にチョップをかまして素敵に見えるようにするんだけど、あまり拘っていると時間があっという間に過ぎてしまう。

日曜日からちょっとカゼ気味だった。先週末ごろダンナがカゼっぽかったのでそれをまんまともらったみたい。土曜日におじさんのところにバイトに行ったときはなんでもなかったんだけどな。ダンナの方はめずらしく咳や鼻水がひどく、薬を飲まずにいられなかったようだけど、私の方はなんとなくだるくて、頭が重く、時々鼻水程度。だるくては横になり、ちょっと動くとなんとなく頭が痛くなって横になって、とここ数日だらだら過ごす。

そのおかげですっかり回復したので今日は買い物へ、と小雨がぱらついたのかと思ったら雪になってた。食料も食事のネタも尽きてしまったので、今日こそは買い物に行かなくちゃなので、がんばって行ってきた。今日だけ過ごせればいいやという程度のものをかごに入れてレジに並ぼうとしたら、カンカンがセットになっているFishermanが目に入る。けっこう前からやっているキャンペーンだな、と思いつつ覗いてみると、「オリジナル 超強力」という文字が目に入る。それは気づかなかった・・・・・ちょうどよく買うレモン味だったので思わずかごに入れる。カンカンには柔道の黒帯が印刷されてあったけど、中のハガキにはお相撲さんが。でもなんか「超」とかつくと日本語の乱れを感じてしまうんだけど・・・・・。ミュンヘンで知り合った日本語ペラペラのこも「ちょー」とかよく使ってたし。

Dose2.jpg
下の方には「オリジナル超強力喉飴」と書いてある

うちの最寄の空港。まだ作りかけという感じだけど、夜間の離発着ができるのはドイツ国内ではここだけらしいので、周辺はUPS、DHL、ポルシェ・BMW(確か・・・・)の工場などが進出して、空港の更なる成長を期待されている。ここの空港は高速道路や普通の道路が敷地内をにあったりして、道路が工事中なのか工事のための道路なのか、「この間まで一通じゃなかったじゃん」と何とも複雑。高速道路が敷地を分断しているため、飛行機専用の高架道が高速道路の上をまたいでいる。時々下の写真のような光景がお目にかかれる。これのせいで事故を起こす車が後を絶えないとか。先日も10台の玉突き事故で2人が亡くなっている。事故の原因は聞いてないけど、ダンナ曰く、「高架道を通る飛行機に見とれてたにちがいない」とのこと。この高速道路はミュンヘン、ベルリン、ハレ、ドレスデンへと向かっていて、交通量もそれなりに多い。しかもドイツの高速道路は時速120-140kmは普通なので、ちょっとしたよそ見が大きな事故となってしまう。確かに不思議な光景で、おもわず見とれてしまう。こんな高架道が2本あるという。かなりデンジャラスな地帯である。

Flughafen_Leipzig_Condor1.jpg

*まゆみちゃん*
ドイツ滞在時のいい思ひ出だね。もうちょっといい仕事を見つけていたら、あの壮大な計画は実行できたのにね。非英語圏でのワーホリは難しいね。トルコはオスマントルコ時代の栄華をいまだ引きずっているとのこと。さすがに悔しいだろうね。経済的にも負けてないのに先を越されてしまって。確かキプロス島はギリシャとトルコが領有してるのかな?それともギリシャだけ?ここにもトルコ人がたくさん住んでて、住民投票か何かでEUに加盟参加を決めたんだよね、ギリシャと一緒に。トルコ人も食い込んできているよ、徐々に。

今さらだけど、今年の1月からブルガリアとルーマニアがEUの仲間入りに。どんどん東に拡大していくEU。でも各国の経済格差があまりにも大きいので、時期尚早とも言われている。ポルトガル、スペイン、イタリアはその当時でお荷物だった。最初のEU統一の時は各国のお金も一緒に統一したけど、次回の東ヨーロッパの国々に対しては共通通貨の流通を見合わせている。数年前に加盟したポーランドとチェコとかはもうそろそろユーロになるのかな?イギリスでは相変わらずポンドだけど、デンマークももともとの通貨を使っている。国民投票をして自国の通貨をユーロにすることを拒否したらしい。ドイツも国民的にはそうしたかったんだって。でも政治家がそれを知っていたので国民の声を無視して強行したらしい。「政治家はその時代どうやって自分の名前を残すかが重要なんだよ。カス」とダンナ。

ということで、今月に入ってからブルガリア・ルーマニア人が「イタリアで合法的に働ける」ということで、バスや電車で大勢イタリアに押しかけているという。ドイツやフランスなど他の国々は、前回ポーランド・チェコ人が職を求めて大勢押しかけてきて懲りたので、予め「住んでもいいけど働けない」という法律を作っておいたらしい。イタリアはそれを忘しまったとか。ドイツでは東ヨーロッパの人たちは安く使うことができる。今でもそうだけど、その当時も失業者が多く、そこに安く使える労働者がたくさん押しかけてきてますます人があぶれてしまったらしい。でも農家の人たちは大助かりらしい。合法的にポーランド人(チェコ人もかな?)が使えるということで。春になるとドイツでは白アスパラガスの出荷が始まる。この時期の白アスパラは高くていい値で取引されるので、農家にとっては稼ぎ時。白アスパラの収穫にはポーランド人が欠かせない。自給が安すぎるのと重労働でドイツ人が働きたがらないから。白アスパラは畑に畝を作って盛り土で日が当たらないように植えられ、穴を掘って収穫してはまた埋め戻しの作業で腰にきそう。確か、自給がものすごく安かった。2ユーロ?「ドイツ人もやればいいじゃん。ぷらぷらしてるよりはいいじゃん」とダンナに言うと、「2ヶ月この自給で働いてみろよ。この給料が失業手当の基準になるんだよ。こんなんじゃ誰も働かないよ」という。こんなんで失業手当もらえるのもすごいけど、確かにこれじゃ生活できない。役所としても失業者を少なくしようと、農家が提示する自給(ドイツ人の場合は2ユーロじゃないと思う)+役所が補填、という形で募集したけど、あまり効果がなかったらしい。

あまりピンとこなかったけど、ブルガリアとルーマニアは貧しい国だという。「ブルガリア?ルーマニア?あそこには何もないよ。ただ貧しいだけだよ」と、ダンナ。「あそうそう、ここでの偽札のほとんどはブルガリアで作られるんだよ」とちょっとまめ知識。ブルガリアは旧東ドイツの頃は「家族」で休暇を過ごす定番の場所だった。西側に渡ってしまった家族とここで落ち合って過ごすという。確かハンガリーも?ダンナが若かりし頃、2週間ほどブルガリアに滞在したことがある。
「ペンションの朝食はパン、バター、ジャム、牛乳だけ。夜は鶏肉がついたけど。街の肉屋を覗いたけど、鳥が2、3羽吊るされてただけだったよ」
と当時を振り返ってくれた。3年前に聞いた話では「ルーマニアは貧しくて高速道路がないの」とルーマニアの子が言っていた。ブルガリアにも高速はないらしい。ヨーロッパと「貧しい」というイメージはなかなか結びつかないものだけど、ドイツとチェコの国境の町にドライブに行った時、「ここはスラム?」というくらい荒んでいたので、イメージは変わりつつあるけど。トルコはEU加盟を熱望している。トルコは既にEUとなっているハンガリー、ブルガリア、ルーマニアよりは豊かな国らしい。でも、女性の人権問題なんかでなかなか難しい。ドイツでもトルコのイスラム的な考え方を嫌って西欧的な価値観をもった女性が家族(兄弟・父親とかおじさん)に殺されたりしている。宗教に基づく伝統・風習・価値観をかえることは難しいけど・・・・・イスラム的な価値観を受け入れるのも難しいだろうな。
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