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ドイツでの生活をまたーりと綴ります
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ここのところ、ダンナ身内の不幸が続いてる。去年の11月にはダンナ父が亡くなり、2月にはシルビア(Kneipeおじさんの嫁)のお父さん。7月の初めには、いとこ嫁のマヌーのお母さんが亡くなり、先週お葬式だった。1ヶ月から半年の命、と宣告されていたらしい。病院が決めたことなのか家族なのか分からないけど、、数日間病院に入院して、あとは家で過ごしていた。

でも、ドイツの病院ってあまり長期入院させてくれないみたい。薬での治療になると、追い出されてしまう。義父の時がそうだった。「病院での治療はここまで。あとは家で看護するか施設でお願いします。」、という感じだった。家での看護は無理で、しかも、まだ行き先が確定しても無いのに退院予定日はさっさと決められちゃって。それに行き先を決めるのにも保険会社と話し合わなきゃならないのに。ダンナがキレまくってた。そう、先週の金曜日にマキータが膝の手術をしたんだけど、月曜日には退院していた。多分、最寄の病院を紹介されて、「あとはここに通って様子見てね。」なんだと思う。

ドイツのお葬式は、日本のように亡くなったら速攻でやらない。私が知っている限りでは、1~2週間ぐらい間をおいて行われてた。シュタインボックさんのご主人が亡くなった時は、1ヵ月後だった。「ずいぶん間をあけたものだね。」と、シルビアが言っていたので、1、2週間が普通なんだろうな。義父の妹が亡くなった時は、3日後だった。遺言で、「自分の家族と兄弟のみで」とあったので、早く決まったのかな。

義父が亡くなった時は、義母と業者さんで話し合って決められた。私は所謂長男の嫁ではあるんだけど、嫁としてやるべきことは特に無かった。日本にいる身内にお知らせしたぐらいだった。義父は生前、「お墓なんかいらないし、葬式も不要。」と言っていたらしいんだけど、義母は、「お墓ぐらいは・・・・」と考えてたみたい。ダンナが、「式はやらずに、納骨だけにするか。」と言ってたんだけど、業者さんとの話し合いで、教会でお葬式をして、納骨ということになった。ダンナはちょっと不満だったけど。お墓には1日おきぐらいに行ってるようだ。お墓に直に草花を植えているので、水をやりに行っているのもあるんだろうけど、「お参り」というじゃなくて、義父と話をしに行っている感じ。

式は隣町の教会で行われた。この地域は、プロテスタント(ドイツ語だと”エヴァンゲリッシュ”)が多いんだけど、義父はカトリック。小さい所だと、お葬式の場合は、教会はプロテスタントもカトリックも区別は無いのかな。霊園の中にあって、お葬式のためだけにあるような建物だからかな。式は大体小1時間。式が始まる前に、参列者が持ってきたお花を業者さんがお飾りして、準備が終わったら、入場だった。式では故人の経歴というか、生まれてからの出来事をが語られていた。その中で、ダンナの嫁として私の名前も出てきたりした。業者さんが義母から聞き取り調査をしたものだ。司会者は、式のメリハリをつけるためか、場面によって音楽を選択していた。DJ的な役割も果たしていた。色とりどりの花々に囲まれてポツンと渋い陶器が置かれてあった。焼き物が好きなので、「実家にあんな焼きの花瓶があったなぁ。何焼きだったろ?」と、考えていたんだけど、墓地でそれが骨壷だと初めて知った。骨壷剥き出しだったんだ・・・・。

墓地は村の近く。自転車で5分くらいの所。Kneipe(おじさんのところ)だと、歩いて1分くらい。業者さんがお供えの花を既に並べて、準備を整えていた。納骨をして、お祈りをささげてから、参列者が一掴みずつ花びらを撒いていった。土か花びらにするかのオプションがあるみたい。このあと、近親者や生前仲のよかった人たちでKneipeでお茶を飲む。ささやかな食事会で、オープンサンドとケーキ。このオープンサンドは、朝7時に来てペトラと一緒に用意した。お葬式でのしんみり感はもうなく、それぞれの近況なんかを話してた。Kneipeのおじさんが熱く何かを語り始めた。なんでも下水の設備を新しいものに変えなくちゃならなくて、設置する際の補助金が再来年に出るとか出ないとか。ある人は、補助金がもらえるのが確実になってから、どうせ変えなきゃならないんなら、さっさと変えちゃうとか。故人とは全く無縁の熱い議論が繰広げられていた。みんなさっぱりしているなぁ・・・・。

マヌーのお母さんが亡くなった時、マヌー一家(息子のベンジャミンも含む)は2週間の療養休暇を取って、今も「療養中」。お向かいにあるお医者さんがそうしてくれたらしい。ドイツではこういう時は、お医者様に相談すれば、診断書を書いてくれるものらしい。ダンナは、規定の3日(2日?)忌引きを、義父が亡くなった翌日と、お葬式の当日に使ったのみだった。職場でも、「それでいいの?」と言われたらしい。働いていた方が気がまぎれて、ダンナにはその方がよかったらしい。シルビアのお父さんの時は、ちょうどお誕生パーティーの予約が入った日で、ちょうどオーブンにパンを入れている時に、訃報を受けた。涙を流しながら、パーティーの準備を進めてたけど、息子のマティアスがふらっと、やって来て、即座に車を出すことになった。仕事着(Tシャツとジーンズ)にコートを羽織って車に乗り込み、小1時間で戻ってきて、いつものように働かなければならなかった。この日は運悪く、お客さんが多い日だった。改めて、大変な商売だと思った。
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