このおじさんのパンは美味しい。白パンはフランスパンに近くて、すぐにパサパサしてしまう。おじさんのパンは時間が経ってもしっとりしている。黒パンも酸味が少なく、甘みがあって独特の味わいがある。ブロートヒェンというのは小さめの丸パン。生地は白パンと同じなのかな、皮が厚くてパリパリでこれまた中がしっとり。
http://erecipe.woman.excite.co.jp/series/s_b/b003.html
このパンがちょっと近いかな。
数ヶ月前に義母からホームベーカリを借りて、ちょろっとパンを焼いてみた。レシピは日本のサイトで調べた食パン。粉の量が少ないからか、焦げたパンができてしまった。日本のレシピだと、小麦粉が250~300㌘が多く、それがスタンダードと思って適当に焼いたのがまずかった。ダンナも興味があって見てたんだけど、捏ねる段階で「これ、粉が少なすぎね?」と言われた。ドイツのレシピだと、小麦粉500㌘がほとんど。このホームベーカリーだと小麦粉1㌔までOKらしい。しかも、イースト(ドライ)の分量が「1パック」と具体的じゃない。大体統一されてるんだろうけどね。
ドイツの小麦粉は袋に書いてある数字で用途が分かれる。小麦粉タイプ405、550、1050、1150とあって、405が普通に料理に使われるもので、あとのはパンとか焼き菓子用なのかな。最初はよく分からなくて、おばさんや義母に「あの数字はどんな意味があるの?どれが普通のパン用なの?」と聞いたことがあるけど、分からないと言われた。ここではパン用の粉が売っている。すでにイーストやら塩などが入ってて、袋に書いてある分の材料、水とかバターなんかを入れて捏ねて焼くだけというもの。ふつうはこれで済ませてしまうらしい。数字が小さいほど粘りがあって、数字が大きいほど色が濃いというのをあとから知った。
もう何年も住んでて、今さらパン焼きを始めるなんてって感じだけど、きっかけは前回里帰りした時に、「日本のパンは美味しい」とダンナが言ったから。ドイツパンを置いてるところなんてあまりないので、普通のパン屋でカンパーニュ、ブール、厚切り食パンを買ってクロックムッシュを作ったら、えらく感動してくれた。厚切り食パン(4枚切り)でバターたっぷりのトーストも喜んで食べてくれたし。じゃぁ日本のパンのレシピでちょっとがんばってみようかと思ったのです。アメリカに2ヶ月ほど旅行したことのあるダンナはアメリカの食パンを「へにゃへにゃしてあんなの食えないよ。いつもバケットを買ってた」と。ドイツ人はトーストはあまり食べない。私も食パンはそのままでは食べる気しない。数度トライしてるけど、難しいね。ホームベーカリーを使わず、オーブンでやってみようかな。
ドイツの食パンは薄くて小さかったりする
厚さは10枚切りぐらいで10×10ぐらい
サンドイッチ用のは日本の食パンよりちょっと小さいぐらい
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