いつだったかな?二人でテレビを見てたら、ビートルズのドキュメンタリーの予告が流れた。それを見てダンナが、「ビートルズの4人目って誰だっけ?ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター・・・・あと誰だっけ?」と聞く。うーん・・・・私に聞かれてもなぁ。2人ともパソコンの電源を落としちゃったので、わざわざ立ち上げてまでのことでもないし・・・・・。もしかしたら、電子辞書の人名辞典に載ってるかも、と見てみたら、載ってたよ、ジョージ・ハリソン。電子辞書はそんなに新しいものじゃないけど、載っているもんなんだなぁ、と感心した。他にどんな人物がいるかなと、いろいろ見てみた。サルトル、メッテルニヒ、ビスマルク、カミュ、カフカ、トーマス・・・。載っててもおかしくないような人選だけど、適当に思い浮かんだものを引いてみた。ニーチェ・・・・ドイツ人だったんだ。知らなかったよ。何となく東欧の人かと思っていたので、ちょっとびっくり。ダンナに「ニーチェってドイツ人なんだね」って聞いたら、「うん。そうだよ。彼が生まれた村はリュッツェンの近くだよ。リョッケンだったかな。ここから・・・車で30分くらいかな」という。おーそうなんだ。この辺は意外にも歴史的な場所でもあったりする。リュッツェンはスウェーデン王グスタフ・アドルフが殺されたところで、彼のお墓のような慰霊碑みたなものがあって、教会も併設されている。なんでも、彼の心臓は母国に持ち帰られたけど、他の内臓はうちの近くの村の教会に埋葬されているらしい。そういや、「リュッツェンの戦い」というのを世界史で出てきたなぁ・・・・。
ダンナに「ニーチェ読んだことある?」ってきいたら、
「読んだことないよ。とりあえずこの辺の偉人だから」
アニキの本棚にあった「ツァラトゥストラ」を数ページで挫折した口なので、読んでたらすごいなぁと。意外にも本を読んでたりする人なので。
「そういや、アニキの本棚に「我が闘争」があったよ」ってダンナに言ったら、
「へー。読んでみたいとは思うんだけど、ドイツじゃ発禁本だから買えない。大学の図書館でしか読めないよ」
ヒトラーに関してはかなり神経質なドイツ。ハーケンクロイツのマークをつけてるだけでタイーホ。でも、ほんとに買えないのかドイツのアマゾンで調べてみた。英語版はあるけど、ドイツ語のは書評のようなものしかなかった。でもCD本はぎりぎりセーフらしく、見つけることができた。厳しいのぅ・・・・。「じゃぁ、今度日本で探そうよ」って言ったら、「それもいいね・・・。でも運悪く税関で荷物の中調べられたらヤバイからねぇ・・・・」と、ちょっと弱気。スピード違反をして捕まって、なぜかおまわりさんに逆ギレして、中指立てたという逸話(その分がっつり罰金上乗せ)からは想像もつかないんだけど。
そうか、ニーチェの村が近くなのか・・・・。天気がよかったら自転車で回ってみよう。
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