パーティー当日の午前中、義母から「ちょっと手伝いに来て。10時ぐらいでいいから」と、いうので、その言葉を真に受けて出かけたら、ペトラと義母はすでに来ていて、ちょうど朝ごはん&コーヒータイムがが始まるところだった。2人は9時くらいから始めてたみたい。ドイツでは朝食はちょっとコーヒーを飲むくらいで、10時くらいから朝食のようなものを食べる。義母はあまりやる気がないようだった。本当は街でみんなと食事をしたかったんだけど、義父が「おじさんとこのKneipeでやる」といってきかなかったらしい。おじさんのとこらだったら、天気に合わせて場所も設定できる。ちょうど月曜日は定休日なので、内輪だけで楽しめる。おじさんとこでパーティをやると聞いた時、ダンナは「なんだよ、弟招待しといて働かせるのかよ」と笑っていた。シルビアからは「月曜日は働いてからお祝いよ」と言われたので、「まさか、私が皿洗いに入るの?」と内心びくびくしてた。実際にケルナーとしてきたのはいつもパーティの時に来てくれるアンドレアスと、皿洗いはペトラの友人。ペトラが朝食を摂ってる間、義母は何度か立ち上がって「もう始めようかしら・・・」というんだけど、ペトラが「あと5分くらい座ってられないの?まだご飯食べてんだから」と、たしなめる。義母はちゃっちゃと終わらせて帰りたそうだった。私がしたことはサラダを作って、テーブルのセッティングを手伝ったくらい。
パーティは17時半からというので、少し早めに家を出る。この日は夕立もなく、外での食事にはもってこい。ロースターを用意してたので、炭火での虹鱒のホイル焼き、焼きソーセージ、ステーキが食べられる。私たちが来たときにはまだあまり人がいなかった。義父はもう自転車を贈られてて、「お前知ってたのか」と、先週ダンナが自転車買いに付き合わなかったのを知った。ダンナがプレゼントを渡すと、さっそく中身を見てくれた。この腕時計、ダンナ的にもかなり気に入っていて、店で包んでくれた包装(といっても、開閉自由な袋にリボン付けてくれただけなんだけど)を解いては毎日見ていた。おかげで、義母の手伝いの後、ラッピングの材料を隣町まで買いに行く羽目になった。義父も気に入ってくれて、さっそくはめてくれた、よかった。
お客さんはほんの身内とごくごく親しい人たちで、30人くらい。両方の兄弟も久しぶりに全員集まって、それぞれの近況を語ってた。それぞれの兄弟で固まって、持ってきた写真を見せ合い、甥っ子・姪っ子のところにも見せに歩いてた。一番驚いたのはダンナのいとこの娘、ステファニーの成長振り。数年前に彼女たちが来ている時に遊びにいったんだけど、その時はおじいちゃんに自分の靴下を嗅がせてきゃっきゃしていてまだまだ子供という印象しかなかった。写真は14歳のお祝いの写真。ドイツでは14歳で初めて身分証がもらえるので、ちょっとしたお祝いをするらしい。ステファニーはスーツに身を包んでて、ものすごく大人っぽかった。またお母さんにそっくりで、ダンナも驚いていた。いとこのカトリーヌはダンナと同じくらいの身長だったかな。家族が揃った写真をみると、ステファニーもかなりでかかった。小学生の頃からリコーダーを習っていたけど、今はオーボエを習っていて、学校ではラテン語とイタリア語も習ってるとか。以前、ステファニーに折り紙の本をあげたことがあった。日本語だけど、図解で何とか折れるだろうし、おじいちゃんとこでの暇つぶしになるだろうと。その本を今でも持っていて、紙幣を折り紙にして今回のプレゼントの飾りを作ってくれたという。ちょっと嬉しかった。一時は散れじれになった兄弟の語り合いも、数時間後にはまた元に戻って、話も尽きないようだった。
というこで、次の日私はグロッキーで、胃の中でアルコールがとぐろを巻いてるみたいで、かなりきつかった。最後の頃に飲んだパンチがいけないと思っている。おばさんが作るパンチは美味しい。いつもは作っている時にちょろっと味見をする程度。おばさんのパンチはその時空いている適当な白ワイン(わりとシャルドネを使ってる)をじゃぼじゃぼ使う。次にモモ缶やらミックスフルーツの缶詰を適当にザク切り。砂糖を適当に袋から流し入れる。味を見ながらワインをたしたししていると、美味しいパンチができる。今回はチェリーのシロップ付けのパンチだった。水を飲んでると、おばさんが瓶ごと持って来てパンチをくばってた。やっぱり甘めの酒とは相性が悪い、というか飲みすぎだったんだね・・・・。
私たちは0時前に引き上げたけど、両親は2時近くまで残って語ってたとか。義母は帰りたがり魔なのでつらかったらしい。
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