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ドイツでの生活をまたーりと綴ります
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お金のドキュメントを見た。なんでもEUでは補助貨幣の㌣を徐々に減らしていく方向にあるとか。例えば値段も1,20ユーロとかせいぜい1,55ユーロまでに設定して、なるべく細かい小銭を作らないようにする動きがあるらしい。でもドイツではなかなか難しいらしい。ドイツ人は金額の端数も購入の有無の考慮に入れるから。同じ商品が2ユーロと1,99ユーロだったら迷わず1,99ユーロの方を選ぶ。似たような商品でも安い方にやはり揺れるらしい。ダンナも憚ることなく「買い物の時は端数も見るね。そりゃ、1、2㌣違ったからって、生活がどうなるかとかじゃないよ。大したことないよ。あ、でもユーロ単位だったら重視するね」という。この「ユーロ単位」はきっと1、2ユーロとかに違いない。国民全員が主婦なのか?この㌣単位の価格競争はわりと見かける。例えばAというスーパーでは0,99㌣で売られているものがBでは0,97で売られてるとか。次回覚えていたらここで買うか、と参考程度には覚えておく。

若者はジャラ銭が増えるのが嫌なのか、1、2、5㌣のつり銭をもらわない人とかいる。彼らの世代になったらきっと補助貨幣も作らずに済むかもしれない。ダンナは「端数まで見る」というけど、小銭を出すのがめんどくさくて、手に触れた金額で適当に払う。レジの人に「細かいのありますか?」と言われれば探して出したりはする。そしてきっちり㌣単位でおつりをもらってくる。男の人が細かくお金を出すのはあまりいい恰好じゃないかもしれないけど、「細かいの使うの恥ずかしいんでしょ」とあまりにもジャラ銭を貯めこんできたので言ってやったことがある。「そんなことないよ。あれば出すよ」と豪語するので、「じゃぁ、タバコ買うときにこの2枚の5㌣玉も加えるように」と適当な小銭を抜いて財布にねじ込んでやった。ドイツのレジでは小銭を拒否されることもある。込んでる時とか、自分のシフトが終わりそうな時とか。受け取った細かい硬貨をレジに打ち込んで仕分けして入れるよりは、お釣りとして細かいのを渡した方が楽チンだし。よく年寄りが出そうとすると、「いいですよ」と断る。うちのほうは田舎なのでわりと親切な店員さんが多い。よっぽど込んでなければ、そういうことはあまりないし、年寄りが細かいのを探すのに苦労してると、財布を一緒に覗いて取り出してくれたりもしてくれる。「細かいのだってお金には変わりないじゃん。俺なら文句言うね」とダンナがまたでかいこという。つうか、いわれなきゃ出さないじゃん。
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