今月は毎週末おじさんところのバイトに入ってた。お誕生会、銀婚式などがあった。病み上がりではあったけど、とりあえず全部こなすことができた。毎回3時のお茶から始まってお夕飯・飲みとエンドレス状態。招待客が帰りたくなったらお開きという感じ。ケーキはすべて主催者側・誕生会の主役が用意する。ケーキ屋で調達しているけど、2、3種類は自分で焼いたものも振舞う。招待された人はプレゼントや花束をもってお祝いに駆けつける。「用意するのが大変そうだから・・・・」とケーキを持ち寄ることは絶対無い。それは失礼なことに当たるらしい。この日は主催者の大盤振る舞い。ケーキは本当にたくさんの種類が用意される。今の季節・・・・今年はイチゴが早く出回っているのでイチゴのトルテがお目見えする。一番よく見かけるのは、トルテ型のスポンジ台にとろっとしたプリンを流してイチゴを載せ、その上にゼリーをかけて固める、といもの。火を使わず、すべて市販のものでできるからかな。ドイツではお誕生日を迎える前に「おめでとう」とは言ってはいけない、言うもんじゃいないらしい。ダンナに聞いてみたけど、具体的な理由は彼自身も分からなくて、「そういうもんなんだ」というだけ。一説には不幸がくるとか縁起がよくないとか。
お茶から始まるパーティーの時は16時にバイトに入る。この頃にはぼちぼち洗い物が出てくる。食器洗いの佳境が過ぎると、ケーキが下げられてくる。ケルナー(お給仕する人)たちが厨房にわらわらやって来てケーキをつまむ。おばさんもケーキをまとめながらつまむ。「ケーキ持って帰っていいよ」と言ってくれる。つうか、「おばさんのじゃないのにそんなこと許可していいんですか」といつも思うんだけど、これは慣例のようなものらしい。いとこの奥さんマニューはいつもケルナーを担当してんるんだけど、ケーキを下げるついでに適当なお皿を用意して「お持ち帰り分」を吟味してる。とりあえず「お祝いだからご相伴に預かりましょう」と解釈して私もいただいていく。招待客も帰る時にお持ち帰りをしたりする。
パーティがお開きになる頃、出された料理が下げられてくる。余った料理は主催者が持って帰ったりする。お持ち帰りように簡易パックに詰めたりするんだけど、またまたケルナーたちが集まってつまみ始める。誰も「お持ち帰りようだからつまんじゃダメ」とたしなめる人もいない。時々おばさんが「これ美味しいから食べてみなよ」とすすめてくれたりする。魚の燻製はわりと高価なのでここでお試しにつまんだりする。Kieler Sprotteというニシンの燻製がドイツで見かける数少ない尾頭付き。缶詰のオイルサディーンよりちょい大きめ。これを頭からかじっていたら「頭は食べないのよ」と言われた。「日本人だから食べる」と言ったら笑われた。ダンナに話したら「『豚のようになんでも食べる』って言われなかった?」とまた笑われた。ここでは変わった味覚をしていると思われている。ポテトフライにマスタードをつけて食べていたら、「え゙ーっ」と言われた。「塩茹でジャガイモにはマスタードを付けて食べるけどポテトフライには・・・・」という意見が。魚の頭で悪食に認定されたかも。
もうすっかり日が長くなり今日からサマータイムも始まって、パーティーにはいい季節。おじさんところは忙しくなりそうだ。
*まゆみちゃん*
生存が確認できてよかったよ。ダンナもすっかりよくなったよ、ありがとね。
私も歯医者に行かなければならないようだよ。お医者通いは嫌だね。
オーストラリアもイースターがあるんでしょ?卵・ひよこ・うさぎだらけなのかな?
羊がたくさんいるから、羊も加わるのかな?
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