「信じられないよ・・・・」と帰ってくるなり怒り口調のダンナ。なんでも、自分が組み立ててもいないパーツに自分の名前が書き込まれていたという。そのパーツがかなり不出来&数が多くて、上司の目に留まったらしい。でもそのことは、
1.その日の計画書を見れば一目瞭然。ダンナはそのパーツを作っていない。
2.ダンナの筆跡じゃない。
3.ダンナは赤ペンは使わない。
4.だいたい、そのパーツの担当に当たることは滅多に無い。
5.その日、ここで上司とムダ話してるじゃん。
ということで、濡れ衣を晴らすことができたらしい。
今回ので2度目らしく、かなりご立腹。「俺ハンコが必要かも。俺しか持ってないもの」という。「ハンコならここにあるの適当に使えば?」と、お気楽に私のハンココレクションを見せる。「AIRMAIL」とか「Hello」とか「みみたぶ」とか「かえる」などなど。ろくでもないものだけど、ダンナのお印になればと思って提供するつもりだった。ダンナが目に留めたのは、鳥のハンコで封緘に使うもの。なんか地味なの選んだな・・・・。でもそれは私のお気に入りだったりする。それを持ってかれるのは嫌だな、と思い、みみたぶのを薦める。「きっとこれなら誰も持ってないよ」と、強引に。「漢字のがいいと思うんだよね。めずらしいし」と、ダンナ。言われてみればそうだ。でも、このハンコだと朱肉をいちいち持ち歩かなきゃならないからなぁ、ということで、「母に頼んでシャチハタ作ってもらおう」と、思いつく。
「じゃぁ、私が漢字考える」と、適当に書いてみる。すかさずダンナが意味を聞いてくる。以前どこかいのサイトで、「あなたの名前を漢字で」というのがあって、ダンナが試してみた。そのとき出てきたのが「豆益」だった。「もっとバリエーションはあるけど、あとはお金払ってね」というの。音が合っていればそれで十分みたいだったな。ダンナが意味を聞いてきたので、教えたら、ちょっと苦笑気味だった。
母に早速電話で頼んだ時、遠まわしに、「センスないね」というようなことを言われるも、「『東』は太陽が昇る方角だから縁起がいいんじゃない」と、〆てくれた。ダンナには、「ここは旧東ドイツだから、『東』。『枡』は、偶然にもドイツ語の『Maß』と音と意味が一緒なんだよ」という説明で納得してくれた。
ハンコは、母に頼んでから1ヵ月半ぐらいで、ドイツに届いた。ダンナは実物を見て、「もう一度書いてよ。なんかちょっと違う気がする」。・・・・ごめんよぅ、字が汚くて。ダンナ曰く、「枡の中央の縦の棒の曲がり具合が、ハンコのは直線すぎ」。「ハンコの文字が正しくて、一般的なんだよ」と、なだめる。ダンナは、嬉しそうにハンコの練習をしてた。
しかし・・・・もうちょっと考えればよかったかなと、思う今日この頃。
インクがなくなったら、別なの考えよ・・・・。
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